アメリカのバイデン政権は11日、中国との間で、両国を結ぶ航空便の本数を10月末までに倍増させることで合意したと発表しました。

アメリカの運輸省によりますと、現在、週に12往復受け入れている中国からの直行便を、来月1日から週18往復に、さらに10月29日からは週24往復に増やします。また、運輸省は、中国側もアメリカからの直行便を同じ本数まで増便するとしています。

両国を結ぶ直行便の増便は、6月にアメリカのブリンケン国務長官が中国を訪問した際、検討することで合意していました。

中国は10日、アメリカや日本、韓国など70か国以上を対象に団体旅行を解禁したばかりです。ロイター通信は、今回の合意を「米中両国の協力を示す珍しいサインだ」などと論評しています。