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米バイデン政権、台湾侵攻“抑止”のため中国への制裁を検討~ロイター通信

2022年9月14日 13:56

アメリカのバイデン政権が、中国の台湾侵攻を抑止するため、中国に対する制裁を検討しているとロイター通信が13日、伝えました。

ロイター通信が複数の関係者の話として伝えたところによりますと、バイデン政権は、中国が台湾に侵攻するのを抑止するため、新たな制裁措置の検討を進めています。関係者は詳しい制裁措置の内容を明らかにしていませんが、台湾はEU(=ヨーロッパ連合)に同様の制裁措置を取るよう働きかけているということです。

一方で、世界第2位の経済規模を持ち、世界の供給網=いわゆるサプライチェーンに組み込まれている中国への制裁には、実現可能性の点で疑問があるとしています。

また、ロイター通信は、「アメリカと同盟国は、中国経済に幅広く関わっているため、中国への制裁は、ロシアへの制裁よりもはるかに複雑だ」とのアメリカ商務省元高官の話も伝えています。