アメリカのトランプ政権は18日、ケネディ元大統領の暗殺事件に関する機密文書を新たに公開しました。文書はおよそ8万ページに上り、アメリカメディアはデータファイルを開くだけで2日を要するとしています。

ケネディ元大統領は、1963年、遊説先のテキサス州ダラスで暗殺されました。この事件に関する未公開の文書をめぐっては、トランプ大統領が今年1月、文書公開を命じる大統領令に署名していて、トランプ政権は18日、およそ8万ページに上る機密文書を新たに公開しました。

ニューヨーク・タイムズは、文書のデータファイルを開くだけでも2日を要し、精査には時間がかかりそうだとしています。また現時点で目新しい情報は見つかっておらず、トランプ氏が「黒塗りの部分はない」と述べていたものの、一部の情報は黒塗りにされているとも報じています。

事件は、暗殺直後に逮捕され、その後、射殺されたオズワルド容疑者による「単独犯行」だと結論付けられていますが、アメリカ国内では陰謀論も根強く残っていて、新たな機密文書の公開に注目が集まっていました。