99年ぶり“大陸横断”皆既日食に全米沸く
日本時間22日午前2時過ぎからアメリカで「皆既日食」が観測された。西海岸から東海岸まで横断するのが特徴で、99年ぶりとなる天文ショーに全米が沸いた。
皆既日食は太陽と月、地球が一直線に並び、月の影に太陽が完全に隠れた状態。ワイオミング州ジャクソンには世界中から観測する人たちが集まり、皆既日食の直前には、月の影に隠れた太陽が指輪のように光る「ダイヤモンドリング」が姿を見せた。この場所では皆既日食は約2分15秒続いたが、昼間にもかかわらず、辺り一面が暗闇に包まれた。
皆既日食がアメリカの西から東へ大陸を横断するのは99年ぶりのこと。日本でも8年前の2009年に皆既日食が観測されているが、次回見られるのは2035年になる。