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台湾 国際機関参加に日本の支持求める

2017年10月6日 13:56

 台湾の日本との窓口機関の代表を務める謝長廷氏は5日、台湾の国際機関への参加に日本などに支持を求めた。

 台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、都内で行われた中華民国をうち立てた辛亥革命の記念日を祝うレセプションで「国連機構などに参加することは台湾の人々の強い願いである」と挨拶した。

 去年5月に中国と一定の距離を置く蔡英文政権が発足して以降、中国と台湾の関係は冷えこんでいる。

 台湾は去年以降、ICAO(=国際民間航空機関)やWHO(=世界保健機関)の総会に参加できていないが、いずれも背景に中国からの圧力があるとみられている。

 謝代表は中国を念頭に「台湾の権利を妨害し、剥奪することは台湾の人々の願いに反する」と述べ、今後も国際会議への参加を目指す考えを強調し、日本などに支持を求めた。

 また先月、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した際、台湾が北朝鮮への経済制裁を実施したことにも触れ、日本とは「運命共同体のパートナー」だと日台関係の重要性も訴えた。