東急電鉄、上海の地下鉄駅に「駅ナカ」
中国・上海の地下鉄駅に、日本の東急電鉄がプロデュースする商業施設がオープンした。日本で鉄道各社が力を入れている駅構内の商業スペース「駅ナカ」が、中国にも広がりを見せている。
上海地下鉄の駅構内に30日にオープンしたのは、東急電鉄がプロデュースする商業施設で、中国に初進出するラーメン店や日本でも人気の雑貨店など8店舗が営業を始めた。
この駅は、3つの路線が乗り入れるターミナル駅で、1日の利用者数は、約16万人にのぼる。
上海の地下鉄は、営業路線の長さが世界で最も長いと言われる一方で、いわゆる「駅ナカ」と呼ばれる商業施設は少なく、東急電鉄は、新しいビジネスチャンスにつながると判断したという。
東京急行電鉄・渡邊功専務執行役員「上海の人口は増えているし、都市も拡大している。駅の商業開発も市民に喜ばれたり、利用されると思う」
東急電鉄は今後、店舗数を増やすことも検討する方針。