フランス大統領選、投票締め切り 決選投票に進む見通し
フランス大統領選挙の第1回投票が、日本時間の11日午前3時に締め切られました。地元メディアの予測では、2期目を目指すマクロン大統領と、極右政党のルペン候補が決選投票に進む見通しとなっています。
フランス公共放送が開票状況などをもとに算出した予測によりますと、各候補の得票率は、現職のマクロン大統領が28.1%、極右政党のルペン候補が23.3%、そして、急進左派のメランション候補が、20.1%となっています。
5年前の前回の選挙と同じマクロン大統領とルペン候補が、2週間後に行われる決選投票に進む見通しです。
選挙戦では、ウクライナ情勢の影響で物価が高騰する中、ルペン候補が燃料税の減税などの経済対策を前面に掲げ、“庶民派”をアピールし、マクロン大統領を激しく追い上げていました。
投票開始から9時間経過した投票率は65%で、前回の選挙を4ポイントあまり下回っています。
開票作業は現在も行われていて、このあと日本時間の11日朝には大勢が判明する見通しです。