韓国 延期経て、きょう大学入試実施
韓国で23日、国を挙げての大学の入学試験が行われている。今年は、先週起きた地震のため、急きょ1週間延期しての実施となった。
23日の入試は、日本の大学入試センター試験に相当し、今年は約59万3500人が臨んでいる。日本以上に厳しい「学歴社会」の韓国では、パトカーが遅刻しそうな受験生を会場に送り届けたり、英語の聞き取り試験の時間帯には飛行機の離着陸を禁止したりするなど、国を挙げて受験生をサポートしている。
今年の入試は、もともと先週行われる予定だったが、韓国南部の浦項で発生したマグニチュード5.4の地震の影響で、急きょ1週間延期されていた。
被災地の浦項では約6000人が試験に臨んでいるが、大きな余震などに備え、受験生を予備の試験場に移動させるためのバスを用意するなどの対策がとられている。