ロシア 北朝鮮労働者の受け入れ拒否
ロシアが来年の北朝鮮労働者の受け入れを拒否していたことが分かった。北朝鮮寄りとの国際社会の批判をかわしたい狙いがあるとみられる。
ロシア通信によると、ロシアの労働社会保障省は29日までに、極東の沿海地方から提出された北朝鮮労働者9000人以上の労働許可の申請を却下した。
申請は建設業や農業、サービス業など様々な分野に渡っていたという。ロシアでは北朝鮮労働者は安価な労働力として重宝され、極東を中心におよそ4万人が働いている。
北朝鮮労働者をめぐっては、国連安全保障理事会で受け入れを制限する決議が採択されていて、ロシアとしては制裁を順守する姿勢を見せ、北朝鮮寄りとの国際社会の批判をかわしたい狙いがあるとみられる。