米、エルサルバドル人への滞在資格打ち切り
アメリカ・トランプ政権は8日、大地震が起きた中米・エルサルバドルの出身者に認めていた、アメリカでの滞在資格の付与を打ち切ると発表した。約20万人が強制送還などの対象になる可能性があるという。
エルサルバドルで2001年に発生した大地震を受け、アメリカ政府はエルサルバドル人に「一時保護資格」を付与し、アメリカ滞在を特別に認めてきた。これについて国土安全保障省は8日、「地震による当時の状況はもう存在しない」として打ち切りを発表した。
地元メディアによると、資格の期限が切れる来年9月までに別の滞在資格をとれない場合、約20万人のエルサルバドル人が強制送還されるという。