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文氏“慰安婦”終わったと言ってはならない

2018年3月1日 12:36

韓国の文在寅大統領は1日、演説を行い、加害者である日本が慰安婦問題が「終わった」と言ってはならない、と述べた。

安倍首相は先月、文大統領に日韓合意は最終的かつ不可逆的なものだと直接伝えている。演説はこれを受けてあらためて韓国側の主張を表明したものと考えられる。

韓国・文在寅大統領「慰安婦問題においても、加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない。戦争中の反道義的な人権犯罪行為は、終わったという言葉では覆えない」

先月の日韓首脳会談で安倍首相は、日韓合意は最終的かつ不可逆的なものだと伝えている。その20日後の3月1日、日本の植民地時代の独立運動を記念する式典で、文大統領が日本の立場を批判し、あらためて慰安婦問題は終わっていないと強い言葉でクギを刺した形。

文大統領は合意の再交渉は求めない立場で、「日本に特別な対応を要求はしない」とも述べている。

また、竹島についても「韓国固有の領土」とし、「日本が占領した事実を否定するのは、侵略への反省を拒否することと変わりがない」と述べた。