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ベルルスコーニ氏ら連合リードも連立難航か

2018年3月5日 20:01

4日に行われたイタリアの総選挙は開票作業が進んでいる。ベルルスコーニ元首相らの中道右派連合がリードしているものの、いずれの勢力も過半数には達しない見通しで、今後の連立協議は難航も予想される。

公共放送RAIによると、下院の議席予想は開票率46%の時点で、移民に厳しい立場の、ベルルスコーニ元首相らの中道右派連合がリードしている。続いてポピュリズム政党の五つ星運動、さらに与党系の中道左派連合となっている。

イタリアにはアフリカなどからの難民や移民が大量に流入していることから、難民に厳しい立場の政党が支持を得た形だが、いずれの勢力も単独では過半数に達しない見通し。

今後は連立協議が進められるものとみられるが、地元メディアは「協議はパズルのように難しい」と伝えていて、難航も予想される。

下院の獲得議席予想(開票率46% 公共放送RAIによる)
・中道右派連合 247~257
・五つ星運動  230~240
・中道左派連合 110~120