イスラム過激派組織ボコ・ハラムとみられる武装集団がナイジェリアで今年２月に女子学生１１０人を拉致した事件で２１日、このうちの１０１人が解放された。

この事件は先月１９日、ボコ・ハラムとみられる武装した男たちがナイジェリア北東部ヨベ州の学校を襲撃し、１１０人の女子生徒を連れ去ったもの。女子生徒たちは行方がわからなくなっていたが、ナイジェリア政府は２１日、このうち１０１人が解放されたと発表した。

「裏ルートでの努力によるもので身代金の支払いはなかった」としているが、詳細は明らかにしていない。

ロイター通信によると男たちは女子生徒を解放した際、無言だったということで、解放された生徒の一人は「きちんと食事を与えられ、虐待されることもなかった」と話している。