ダム決壊の避難住民らに露軍が砲撃か…17人の民間人負傷、女性1人死亡 ウクライナ
ウクライナ南部のヘルソン州でダムの決壊による浸水被害が拡大する中、ウクライナの国連大使は8日、ロシアに対し避難している住民らへの攻撃を直ちに停止するよう求めました。
ウクライナのヘルソン州知事によりますと、ロシア軍がダムの決壊による洪水の影響で避難している住民らに砲撃を行い、17人の民間人が負傷し、女性1人が死亡したということです。
ウクライナのキスリツァ国連大使は8日、アメリカや日本など国連安全保障理事会の複数の理事国とともに、ロシアに対し、直ちに攻撃を停止するよう求めました。
ウクライナ、キスリツァ国連大使「避難地域への砲撃を強く非難する。ロシアに対し、攻撃をやめ、救助隊が市民を安全に救出できるよう求める」
また、ロシアの占領下にある被災地でも国連や赤十字国際委員会などが住民らに人道支援を行えるよう安全な往来を妨げてはならないと訴えました。