パリで刃物男が通行人襲う「イスラム国」か
フランス・パリの中心部で12日、刃物を持った男が通行人を襲い、5人が死傷した。過激派組織「イスラム国」系の通信社は戦闘員による犯行だと伝えている。
地元警察などによると、12日午後9時ごろ、パリ中心部、オペラ座付近の路上で刃物を持った男が通行人に次々に襲いかかり、1人が死亡、4人が重軽傷を負った。
目撃者「悲鳴が聞こえて人がバタバタと走っていて『テーブルの下に隠れろ!』と叫んでいました」
襲撃の際、男は「神は偉大なり」と叫んでいたということで、犯行直後、駆けつけた警察官に銃で撃たれて死亡した。男の身元は判っていないが、過激派組織「イスラム国」系の通信社が「イスラム国」の戦闘員による犯行だと主張していて、テロ対策専門の班が捜査にあたっている。
現場近くには、日本食レストランなどが立ち並ぶ一角もあるが、パリの日本大使館によると事件に日本人が巻き込まれたとの情報はないという。
事件を受けてマクロン大統領は自身のツイッターに「自由の敵には屈しない」と投稿し、犠牲者らに哀悼の意を表した。