トランプ大統領と金正恩委員長が署名した「共同声明」の内容が明らかになった。声明ではアメリカ側が北朝鮮の体制保証に努力することや北朝鮮が完全な非核化に取り組むことが記されている。

声明文では４つのポイントが記されている。まず、アメリカと北朝鮮は平和と繁栄を求める両国の人々の願いのために新たなアメリカと北朝鮮の関係を構築していく。

２つめに、両国は朝鮮半島に持続的で安定した平和体制を築くためにともに努力する。

３つめに、２０１８年４月２７日の板門店宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組む。

４つめに、両国は身元が確認された人のすみやかな送還を含め、朝鮮戦争捕虜の遺骨返還に向けて取り組んでいく。

という内容になっている。共同声明にはこの他、トランプ大統領が北朝鮮に対し安全を保証するべく取り組むことや、金正恩委員長が朝鮮半島の完全な非核化のために取り組むことを再確認したなどとあらためて記している。