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韓国に亡命の北従業員“どこ行くか知らず”

2018年7月10日 19:08

2016年、中国にある北朝鮮レストランから女性従業員らが集団で韓国に亡命した問題で、一部の従業員が国連の担当者に「どこに行くか知らないまま韓国に来た」と証言したことが明らかになった。

この問題は、2016年4月、中国にある北朝鮮レストランから女性従業員12人とマネジャーが集団で韓国に亡命したもの。北朝鮮の人権問題を担当する国連の特別報告者・キンタナ氏は10日、ソウルで記者会見を行い、最近、一部の従業員と面会して「どこに行くか知らないまま韓国に来た」との証言を得たと明らかにした。

この問題をめぐっては、今年5月、マネジャーが一部の韓国メディアの取材に応じ、「韓国の情報機関から従業員全員を連れてくるよう指示された」と述べていて、今回の証言を受け、従業員らの意思に基づく脱北ではなかった疑いがさらに強まった形。

キンタナ氏は、韓国政府に徹底して真相究明を行うよう求めた。

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