スペインからの独立運動を率いたカタルーニャ州のプチデモン前州首相についてドイツの裁判所は１２日、スペインへの引き渡しを認めた。

プチデモン氏はことし３月、ドイツで拘束されたが、その後保釈され、スペイン側が国家反逆罪などの疑いで身柄の引き渡しを求めていた。

これに対しドイツの裁判所は１２日、公金横領の疑いでのみ身柄をスペインに引き渡すことを認めた。

これによりプチデモン氏は、引き渡された場合でもより罪の重い国家反逆罪には問えなくなる。

しかし地元メディアによると、プチデモン氏側の弁護士はドイツ検察当局に対し、不服の申し立てを行う意向を示しているという。