米トランプ大統領の不法移民対策“シカゴから”の報道、外出控える住民も
アメリカのトランプ大統領が最優先課題に掲げる不法移民対策で、アメリカメディアがシカゴから摘発を進めると報じたことを受け、移民の街は戦々恐々としています。
イリノイ州シカゴのリトルビレッジには、中米出身の移民が多く暮らしています。
アメリカメディアは、シカゴから強制送還に向けた大規模な取り締まりが実施されると報じました。
記者「もうすぐ夕食時です。普段なら、こちらのスペースは、お客さんで埋まっているということですが、少しまばらな状況です。別のスペースは、しばらく使っていないということです」
多くの住民が摘発を警戒し、外出を控えていました。
メキシコ料理店のオーナー クリスティーナ・ゴンザレスさん「うちの従業員は全員、書類を持っています。でも、60歳、70歳の両親が強制送還されることを恐れ、家にいたがる。家にいて通訳してあげたい、何かあった時のためそばにいたいと。だから、通りには誰もいない。通常ここは、とても混んでいるんです」
摘発は、明日にも始められるとの情報もあり、移民の街は静まりかえっています。