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米牧師拘束でトルコ政府の閣僚2人に制裁

2018年8月2日 11:29

トルコでアメリカ人牧師がスパイの罪などで拘束されている問題で、トランプ政権は1日、拘束を主導したとしてトルコ政府の閣僚2人を制裁の対象に指定した。両国の関係がさらに悪化するおそれもある。

アメリカ人牧師は2016年のクーデター未遂に関与したとしてトルコ当局に逮捕され、その後も拘束が続いている。こうした中、トランプ政権は1日、不当な拘束を主導したとして、トルコのギュル法相とソイル内相の2人を制裁対象に指定したと発表した。アメリカにある資産の凍結などをする。

トランプ政権はこれまで、牧師の即時釈放を繰り返し求めてきたが、トルコ側が応じなかったため、同盟国への制裁という異例の手段に踏み切った。

これに対し、トルコ外務省は声明を発表し、制裁に強く抗議するとともに取り消しを求めた。さらに、「トルコは同様の対応をする」として、報復措置をとる考えを示しており、両国の関係はさらに悪化するおそれもある。