中国外相「歴史の流れに逆行」米国を批判
アメリカが中国製品への追加関税の引き上げを検討すると発表したことに、中国の王毅外相は「歴史の流れに逆行している」と強く批判した。
アメリカのトランプ政権は22兆円相当の中国製品に対し10パーセントの追加関税を検討していたが、1日、これを25パーセントに引き上げると発表した。
訪問先のシンガポールで会見を行った王毅外相は、圧力を強めるアメリカを強く批判した。
王毅外相「歴史の流れ、時代の流れに逆行することで、誤った方向に進むことになる」
その上で、「アメリカは自らが生み出した悪い結果を自ら受けることになる」とけん制した。
一方、相互に尊重し、平等な前提のもとであれば、アメリカとの協議に応じる構えを示した。
また、中国商務省は2日夜に談話を発表し、アメリカのやり方は中国に何の効果もないとクギをさした上で、「国家の尊厳と国民の利益を守るために報復をせざるを得ない」と、対抗措置をとることを改めて示唆した。