米 パレスチナ難民支援拠出金“完全停止”
アメリカのトランプ政権が、パレスチナ難民への人道支援を行う国連機関に対する拠出金の支払いを完全に停止すると発表した。パレスチナ側の反発は必至。
国務省は声明で、国連パレスチナ難民救済事業機関に対する拠出金の支払いを完全に停止することを決めたと発表した。
アメリカはこの機関の予算の最大の拠出国だが、声明では、各国が「適切に費用を負担していない」と指摘、「修復不可能なほど欠陥がある」と批判している。アメリカの拠出停止により、現地の人道状況が悪化する恐れがある。
アメリカ大使館をエルサレムに移転したトランプ政権が、さらに「親イスラエル」の姿勢を強めたともいえ、パレスチナ側が強く反発するのは確実。