中国・上海 最先端の“人工知能”イベント
最先端のAI(=人工知能)をテーマにしたイベントが17日、中国・上海で開かれ、大手IT企業のトップらがAI技術の将来の可能性などについて意見を述べた。
このイベントは今年から中国政府が主催し開かれているもの。中国のネットショッピング最大手「アリババ」をはじめとするIT企業の経営者のほか、アメリカのマイクロソフトや、グーグルなどの最高幹部クラスも参加した。同時通訳などの最先端技術の現状が紹介される一方で、失業者問題などのリスクについても意見が述べられた。
アリババグループ、ジャック・マー会長「(例えば)人工知能での無人運転で多くの職業に取って代わり、タクシー業界が無くなると心配すべきではない。(人工知能の活用は)中国政府の大きなチャレンジだ」
中国政府は、人工知能の技術を「経済発展の新しい原動力」と位置づけ、2030年までに世界最高水準にまで、引き上げる計画。外国企業の投資を呼び込むため、イベントを通じて積極的な姿勢を印象づける狙いもありそうだ。