アメリカと中国が調整していた閣僚級の貿易協議について、中国政府が開催を拒否したと２１日、有力紙が報じた。両国の貿易戦争は悪化の一途をたどりそうだ。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」の電子版が報じたところによると、中国政府はアメリカ側が打診していた閣僚級による貿易協議の開催を拒否したという。協議は来週後半に開催することで調整が進められていたということだが、その後、トランプ大統領が２４日に２２兆５０００億円相当の中国製品に対し制裁関税を発動すると表明。中国側も報復関税の発動を発表していた。両国は当面、対話の機会を失うことになる。

トランプ大統領はさらなる制裁関税を発動すると警告しており、貿易戦争は悪化の一途をたどりそうだ。