パリは街中ゴミだらけ 立ち上がった日本人

多くの観光客が訪れる、花の都・パリ。しかし、道には紙くずなどのゴミが散乱、“ポイ捨て”が後を絶たないという。そのパリの街を救うべく、日本人が立ち上がった。
ゴミの都パリを救うのは日本人。世界有数の観光都市として有名な花の都と呼ばれるパリだが、飲んだ後の紙コップなどポイ捨てされたゴミがあちらこちらにある。さらには、無造作に捨てられた便器まである。
街で1番多く見られるのが、たばこのポイ捨てだ。パリではほとんどの建物が全面禁煙だが規制のない路上では、たばこを吸う人が多くみられる。
こうした中、パリの街中でゴミ拾いをする日本人の姿があった。この活動を率いるのは、グリーンバード・パリチームの稲井佳子さん。
稲井さん「いくらそんな掃除をしても、すぐあとで汚れるだけだからまったく意味がないとか、そういうコメントをする方もいらっしゃいました」
グリンバードは、日本発祥のボランティア団体で、世界14か国、年間3万人ほどが活動している。
パリでは月に1度、街の清掃に取り組んでいて、当初は日本人ばかりだったが徐々に理解が進み、今では参加者の9割がフランス人だ。
フランス人参加者「掃除をしていると“これからは吸い殻を拾うように気をつけます”と言ってくれた人もいるよ」
この取り組みで世界中のゴミ問題が解決されるかもしれない。
【the SOCIAL viewより】