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露大統領 国民反発の年金改革法案に署名

2018年10月4日 18:44

ロシアのプーチン大統領は3日、年金改革法案に署名し、法律が施行された。この法案をめぐっては国民が強く反発し、支持率が急落したプーチン大統領が緩和案を発表する事態となっていた。

ロシアの年金改革は、受給開始年齢の引き上げを柱とするもので、2023年までに男性は現在の60歳から65歳に、女性は55歳から60歳に段階的に引き上げられる。

年金改革は財政の負担軽減が目的。しかし大規模な反対デモが頻発するなど国民が強く反発し、法案発表前には80%を超えていたプーチン大統領の支持率は、60%台にまで急落する事態になっている。

プーチン大統領は8月に、改革の緩和案を発表するなど、事態の収拾に向けて動いたものの、これまでのところ支持率の回復にはつながっていない。