「ブラジルのトランプ」大統領選決選投票に
南米のブラジルで7日、大統領選挙が行われ、過激な発言などから「ブラジルのトランプ」と呼ばれる極右の候補がトップに立った。ただ過半数の獲得にはいたらず、決選投票が行われる。
13人が立候補したブラジルの大統領選は7日、開票が行われ、女性などへの差別的な姿勢や過激な発言などから「ブラジルのトランプ」と呼ばれる極右のボウソナロ氏が、およそ46%の得票率でトップになった。
ブラジルではルラ元大統領が汚職で有罪判決を受けるなど政治腐敗が広がり、経済も低迷、治安も悪化していて、刷新を訴えたボウソナロ氏に支持が集まったもの。
2番目に得票が多かったのはルラ元大統領と同じ政党である左派のアダジ氏で、今後、2人による決選投票にもつれ込むことになった。
ボウソナロ氏は、遊説中に刃物で刺されるなど、批判も多いとされ、今月28日の決選投票では批判票の行方が注目される。