FRB利上げ路線「クレイジー」トランプ氏
10日の米・ニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦が長期化するとの懸念などから大幅に下落した。一方、トランプ大統領はFRB(=連邦準備制度理事会)をやり玉に挙げ、利上げ路線は「クレイジー」だと批判した。
10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から831ドル83セント値を下げ、今年3番目の下げ幅となった。長期金利の上昇や米中貿易摩擦の長期化の懸念から中国との取引の比率が高い銘柄などが急落した。
これについてトランプ大統領は、記者団に対し、株式相場の調整との見方を示す一方で、利上げ路線を進めるFRBについて「間違いを犯している。クレイジーだ」と批判した。来月の中間選挙を前に、景気の行方に神経をとがらせている。