ウクライナ正教会 ロシア正教会から独立へ
ウクライナ正教会が、対立するロシア正教会から独立することになった。ロシア正教会は強く反発していて、両国のさらなる関係悪化は必至の情勢。
ウクライナ正教会は、これまで、ロシア正教会の管轄下にあるとされていたが、ロシアによるクリミアの編入などを受けて、ウクライナ側から独立を求める機運が高まっていた。
ロシアメディアによると、キリスト教東方正教会の最高権威とされるコンスタンチノープル総主教庁は、11日、ウクライナ正教会が求めてきたロシア正教会からの独立を認めることを発表した。
ロシア正教会は、「決定は一線を越えて、正教会の統一を破壊するものだ」と強く反発している。
今回の決定によって、対立が深まる両国のさらなる関係悪化は避けられそうにない。