トランプ氏 DNA鑑定「いんちきだ!」
アメリカのトランプ大統領と、民主党の有力議員の間で非難の応酬となっている。先住民を祖先に持つというDNA鑑定を公開したウォーレン議員に対し、トランプ大統領は16日、「いんちきだ!」と批判した。
民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は、先住民を祖先に持つと主張しているが、トランプ大統領は繰り返し、「ウソ」だと批判してきた。
これを受けて、ウォーレン議員は15日、祖先に先住民が含まれるとするDNAの鑑定結果を公表し、反論していた。しかし、大統領は16日、ツイッターでこれに再反論。ウォーレン議員が受け継ぐ、先住民の遺伝子の割合が「アメリカ人全体の平均より低い」と指摘し、「いんちきだ!」と非難した。
さらに、アメリカの先住民団体も「DNA鑑定は、祖先が先住民かどうかを判断するものではない」とする声明を発表。アメリカ・メディアからは、ウォーレン議員の公表は「逆効果だった」とする見方が出ている。