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台湾列車脱線 検察当局が運転士の勾留請求

2018年10月23日 12:02

200人以上が死傷した台湾の特急列車脱線事故で、台湾の検察当局は裁判所に、男性運転士の勾留を請求した。刑事責任があると判断したものとみられる。

21日、台湾・北東部では8両編成の特急列車が脱線・横転し、18人が死亡、190人がケガをした。事故の原因としてスピードの出し過ぎが指摘されているが、検察当局は、40代の男性運転士から、直接、話を聞いていて、22日夜、業務上過失致死の疑いで裁判所に運転士の勾留を請求した。

男性運転士は午前6時頃、約180万円の保釈金を支払い保釈された。列車にはスピードの出し過ぎを防ぐ減速システムがあったが、男性運転士が、このシステムを切った可能性が指摘されている。

台湾メディアは、事情聴取の際の、運転士の供述内容と当時の運行などの記録が一致しない点があると伝えていて、今後、事故車両をさらに詳しく検証し、男性運転士の話と突き合わせるとみられる。