ソユーズ打ち上げ失敗は“センサー誤作動”
ロシアの宇宙船「ソユーズ」が打ち上げに失敗した事故で、打ち上げを担当したロシアの国営公社が1日、新たな映像を公開し、ブースターを切り離す際のセンサーの誤作動が原因だったと発表した。
ロシアの宇宙船「ソユーズ」は、先月11日、カザフスタンから打ち上げられたが、約2分後に異常が発生し、打ち上げに失敗した。
打ち上げを担当したロシアの国営宇宙開発公社「ロスコスモス」は1日、ロケットに設置されたカメラの映像を公開した。映像には、1段目のブースターを切り離す際、画面左にあるブースターがうまく切り離されず、2段目のロケットに接触した様子が映っている。
ロスコスモスは、ロケットの組み立ての際に、ブースターを切り離すためのセンサーを誤って変形させたため、誤作動が起きたと説明した。
すでに再発防止策を取ったということで、事故後に中止していた有人飛行を来月3日に再開するとしている。