移民集団「キャラバン」4000人規模に
主に歩いてアメリカへの移住を目指す中米出身者の集団「キャラバン」がメキシコを北上している。来週、中間選挙を控えるトランプ大統領は「侵略だ」と批判するが、その数は4000人規模にまでふくれあがっている。
キャラバンと呼ばれる主に歩いてアメリカへの移住を目指す集団は、先月中旬に中米ホンジュラスを出発すると、希望者が次々と合流し、これまでに4000人規模にまでふくれあがった。移住を求める人々は治安の悪化や失業などを理由にあげている。
これに対しトランプ大統領は、アメリカへの「侵略だ」と批判し、警備を強化するため国境に兵士を派遣している。
一方メキシコでは、キャラバンに対し、医療などの人道的支援が行われている。今後、難民申請を助言することなども検討されているが、キャラバンは、あくまでアメリカへの入国を希望している。
また、新たに複数の移民集団も発生していて、事態収拾の見通しはたっていない。