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経済制裁第2弾へ イランの名産品にも打撃

2018年11月4日 8:40

アメリカは5日、原油の禁輸など、イランへの経済制裁第2弾を実施するが、アメリカが制裁を再開したことで、世界的に有名なイランの名産品も打撃を受けている。

イランの最高指導者・ハメネイ師は3日、「アメリカの力と覇権は衰退し、破滅に向かっている」などとアメリカを批判した上で、対決姿勢を強調した。

ハメネイ師「アメリカと妥協しようとする者には、無意味な計画しかない」

経済制裁を2日後に控えても、一歩もひかない姿勢。

一方で、すでに発動された制裁が、イランの名産品に大きな打撃を与えていた。取材班が訪れたのは、イランの伝統工芸品「ペルシャじゅうたん」を扱う業者。「ペルシャじゅうたん」は世界的に人気があり、イランの主要な輸出品でもある。この業者も日本など海外にじゅうたんを売っている。しかし、アメリカで売るはずだったペルシャじゅうたんが、売ることができずに戻ってきたという。

ペルシャじゅうたんを輸出するモッルテザ・ミリさん「客がどんどん減って、約50%の客を失った。」

制裁によって、大きな市場だったアメリカに輸出ができなくなったことに加え、その他の地域でも、アメリカ政府の目を恐れて取引を控える動きが出ているという。

モッルテザ・ミリさん「みんな困っている。次の制裁の影響を注目している。アメリカの制裁は非人道的だ」

制裁第2弾が間近に迫る中、イラン国内には怒りと不安が渦巻いている。