露報道官「米露関係正常化の展望は見えず」
アメリカのトランプ政権への審判となる中間選挙で、反トランプを掲げた野党・民主党が躍進し、トランプ政権を支える共和党が議会の下院で敗北することが確実となった。中間選挙の結果を受けた各国の反応。
貿易戦争で対立する中国外務省の華春瑩報道官は、7日の会見で、「アメリカの内政にはコメントしない」として選挙結果には言及しなかった。その一方で、「ともに努力して米中関係を正しい方向に前進させるべき」と改めて強調。今月末の国際会議にあわせた米中首脳会談を控える中、貿易戦争による対立関係の解消にむけ前向きなメッセージを送る狙いがあるとみられる。
一方、冷戦後最悪の関係ともいわれるロシアのペスコフ大統領報道官は7日、「米露関係の正常化という虹のような輝かしい展望は、地平線上に見えていない」として、選挙の結果が関係改善にはつながらないとの認識を示した。