カリフォルニア州 山火事相次ぎ死者25人
アメリカ、カリフォルニア州で相次いで発生した山火事で、10日午後、新たに14人の死亡が確認され、死者は合わせて25人となった。
カリフォルニア州の北部、ビュート郡で発生した山火事では、住宅などの建物、約6700棟が焼けるなど被害が拡大している。これまでに9人の死亡が確認されていたが、警察は10日午後、新たに14人の遺体を発見したと発表した。遺体は、住宅や車の中などから見つかったという。
南部・ロサンゼルス郊外で発生した山火事の死者と合わせると、州全体では25人にのぼる。ビュート郡では、警察に多数の行方不明者の情報が寄せられていて、人的被害の全容はまだ把握できていない。
また、火の勢いは衰えておらず、大量の煙が南に約300キロ離れたサンフランシスコ国際空港にまで流れ込み、航空便に遅延やキャンセルが出るなど、影響が広がっている。