キャラバン限界…市長が国連に支援要請も
中米出身の移民集団、「キャラバン」の人々が続々と到着しているメキシコのティフアナ市で、受け入れが限界に達して「人道的な危機にある」として、市長が国連に支援を求めたことを明らかにした。
中米ホンジュラスなどからアメリカへの移住を目指す集団「キャラバン」は、今月上旬からアメリカとの国境に接するティフアナに続々と到着していて、その数は約5000人に膨れあがっている。
地元メディアなどによると、市内の受け入れ場所では、収容が限界に達し、環境が悪化していることから体調を崩す人が増えているという。
移民の流入は今後も続く見込みで、ティフアナの市長は、22日、対応できる資金がなく「人道的な危機だ」として、国連に支援を求めたことを明らかにした。
キャラバンの人々は、移住の申請に時間がかかることなどに不満を募らせていて、22日には、一部が国境検問所の近くまでデモを行うなど、緊張が高まっている。