北朝鮮の金日国体育相が２４日、北朝鮮のピョンヤンから中国の北京に到着した。関係者によると、金体育相は来週、東京で開かれるオリンピック関係者の国際会議に出席する予定だという。

２４日午後、北京に到着した北朝鮮の金日国体育相は、北朝鮮オリンピック委員会の委員長を務めていて、関係者によると、来週、東京で開かれる世界各国のオリンピック委員会連合の総会に出席する予定だという。

日本政府は現在、北朝鮮への独自の制裁として、北朝鮮籍の人の日本への入国を禁止しているが、政府関係者によると、今回はオリンピック関連のため、例外的に入国を認めるという。

北朝鮮の金正恩委員長は今年３月、訪朝したＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のバッハ会長に、２０２０年の東京オリンピックに参加する意向を直接伝えている。

北朝鮮はまた、様々な競技大会で韓国と南北合同チームで出場する取り組みを進めていて、今回の金体育相の来日でも、スポーツを通じた南北融和をアピールする狙いがあるとみられる。