イスラエル首相へ3件目の起訴勧告
イスラエル警察は2日、ネタニヤフ首相を贈賄などの疑いで起訴するよう検察当局に勧告した。ネタニヤフ首相への起訴勧告は3件目になる。
地元メディアによると、ネタニヤフ首相はイスラエルの大手通信会社に便宜を図った見返りに、この会社の傘下にあるニュースサイトで好意的な報道をさせた疑いが持たれている。
この疑惑についてイスラエル警察は2日、贈賄や詐欺などの疑いでネタニヤフ首相とサラ夫人を起訴するよう検察当局に勧告した。
これに対し、首相は疑惑を否定する声明を発表した。
ネタニヤフ首相はほかにも高額の贈り物を不正に受け取った疑いなどで起訴勧告を受けていて、これで3件目の勧告になる。
首相を支える連立与党は、極右政党の離脱によって弱体化していて、総選挙の早期実施を求める声が強まっている。
今回の起訴勧告によってこうした声に拍車がかかる可能性がある。