「パリ協定」実行へのルール作りで合意
ポーランドで開かれていた地球温暖化対策について話し合う国連の会議(=COP24)が15日、パリ協定を実行するためのルール作りで各国が合意した。
今回の会議は、2020年以降の地球温暖化対策について「世界の平均気温の上昇を産業革命前から2度未満に抑える」としたパリ協定を実行するためのルール作りで各国が合意できるかが焦点だった。
先進国と発展途上国の間で意見が対立したが1日延長して会議を続け、合意に達した。
合意したルールでは、発展途上国も含む全ての国が共通の基準で温室効果ガスの削減状況を検証し、温暖化対策に取り組むことになる。
しかし、アメリカのトランプ政権がすでに脱退を表明するなか、温暖化対策をどこまで実効性のあるものにできるかは今後の課題となる。