米中海軍高官 意思疎通続ける重要性を確認
アメリカと中国の対立の行方が注目される中、米中の海軍高官がテレビ電話で会談し、高官レベルによる意思疎通を続ける重要性を確認した。
アメリカ海軍によると18日、制服組トップのリチャードソン作戦部長と中国海軍の沈金龍司令官がテレビ電話で会談した。この中でアメリカ側は中国が南シナ海で軍事拠点化を進めていることを念頭に「自由で開かれた太平洋を維持する」と強調した。
中国側の反応は明らかになっていないが、両者は「高官レベルによる意思疎通を続ける重要性」を確認し、建設的な軍同士の関係が米中関係を安定させるとの認識で一致したという。
アメリカ・メディアによると、両者は今年9月にアメリカで会談する予定だったが、両国の対立が激化する中、直前になって中止になっていた。