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トランプ氏「『イスラム国』打ちのめした」

2018年12月20日 12:08

アメリカのトランプ政権は19日、内戦が続くシリアからアメリカ軍が撤退を始めたと発表した。トランプ大統領は「過激派組織『イスラム国』を打ちのめした。兵士は帰ってくる時だ」と強調した。

シリアにはアメリカ軍の兵士約2000人が駐留し、民兵組織を支援してきたが、ホワイトハウスは19日、アメリカ軍が撤退を始めたことを明らかにした。アメリカ・メディアはトランプ政権が迅速な全面撤退を検討していると報じている。

トランプ大統領はツイッターに動画を投稿し、「イスラム国」との戦いに勝利したことが撤退の理由だと強調した。

トランプ大統領「我々は『イスラム国』に勝った。兵士は帰ってくる時だ。準備をしている」

アメリカ軍の撤退は、ロシアやイランを後ろ盾にするアサド政権の攻勢を強めることにつながり、地域の情勢をさらに不安定化させる恐れがある。