インドネシアで２２日に発生した津波は、軍などによる救援活動が本格化している。ただ、全容はまだつかめておらず、被害はさらに拡大する恐れがある。

インドネシア当局によると２２日夜、スンダ海峡付近で発生した津波による死者は２８１人に上り、１０１６人がケガをしている。津波が襲った地区では、車が何台も押し流され家屋に突っ込んでいたり、建物が原形もとどめないほどに壊れたりするなど、今回の津波の威力を物語る光景が広がっていた。また、レスキュー隊が、津波で倒れた建物の下敷きになった人はいないかなど懸命の捜索活動を行っていた。

レスキュー隊「住民は津波が突然きたので（逃げる時間がなかった）」「まだ捜索を続ける必要があります」

被害の全容はまだつかめておらず、被害はさらに拡大する可能性がある。インドネシア当局は住民たちに津波が再びくる可能性もあるので警戒するように呼びかけている。