平和条約は…交渉責任者の河野外相、露到着
北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉をめぐり、河野外相は、交渉責任者として初めての外相会談に臨むため、12日、ロシアに到着した。
訪問先のフランスからロシアに入った河野外相は、14日にラブロフ外相と会談する。
両外相が平和条約交渉の「交渉責任者」と決められてから初めての会談で、また、今月下旬には日露首脳会談が予定されている。
このため外務省関係者は、「外相会談では、お互いの考えや立場を主張し合い、論点整理をしていくと思う」との見通しを示している。
しかし、ロシア側は日本をけん制する発言を繰り返していて、北方領土の返還条件など課題も山積みなことから、その先の交渉は難航することも予想される。