反政府デモ参加者“20人死亡”ベネズエラ
大統領への抗議デモが激化している南米ベネズエラで、反政府デモの参加者少なくとも20人が死亡した。
ベネズエラでは、マドゥロ大統領と野党側の対立が激化し野党側は連日、大規模な抗議デモを続けた。国連人権高等弁務官事務所によると、政府側はデモを鎮圧するために銃器を使用した疑いがあり、これまでに少なくとも20人が死亡したという。
ベネズエラでは23日、野党側指導者のグアイド氏が「暫定大統領」への就任を宣言。これに対し、マドゥロ大統領は「クーデターを起こそうとする勢力を倒す」などとして封じ込める方針。
ベネズエラをめぐってはアメリカがグアイド氏を支持する一方、ロシアは現政権を支持していて、国際社会の対応が分かれている。