ベネズエラ 双方の支持者が大規模デモ
南米のベネズエラで2日、独裁を強めるマドゥロ大統領と、政権の退陣を求め「暫定大統領」を名乗るグアイド氏の双方の支持者が、大規模なデモを行った。
政治の混乱が深まるベネズエラの首都カラカスで2日、大規模な反政府デモが行われた。野党指導者で「暫定大統領」就任を宣言したグアイド氏が呼びかけたもので、マドゥロ政権の退陣を訴えた。
また、政権の後ろ盾となっている軍に対して、「国の再建に加わってほしい」と反政府側にまわるよう呼びかけた。
一方、マドゥロ大統領も集会を開き、支持を訴えた上で、国会議員選挙を前倒しして今年実施することを提案した。
国会は、野党勢力が多数を占めていて、早期の選挙で弱体化させる狙いがあるとみられている。