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中国人男性の永住権はく奪、再入国も認めず

2019年2月8日 0:23

オーストラリア政府がシドニーに住む中国人実業家の男性の永住権をはく奪し、再入国も認めていないことが分かった。

地元メディアによると、オーストラリアでの永住権と市民権がはく奪されたのは、シドニーに住む中国人の不動産開発会社の創業者・黄向墨氏。

黄氏は中国共産党とのつながりが指摘されているほか、オーストラリアの政党に対し、日本円でおよそ1億5000万円にのぼる献金をしたという。

オーストラリア政府は今回の決定理由について説明していないが、国外にいる黄氏の再入国も認めておらず、中国の影響力を排除する狙いがあるとみられる。

オーストラリアでは近年、中国が政治家への寄付などを通じて影響力を強めているとして警戒を強めていて、去年、外国人や外国企業からの献金を禁じる法案を可決させたばかり。