英首相、EU離脱協定案の修正期限、先送り
EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱が難航する中、イギリスのメイ首相が12日に演説し、離脱協定案を修正する期限を今月末まで先送りすることを表明した。
EUから離脱する条件などを定めた離脱協定案が、先月、イギリス議会で否決されたことを受け、メイ首相は、これまで13日までに離脱協定案を修正することを目指すとしてきた。
しかし、EUは協定案の修正に応じない構えを崩しておらず、修正のメドがたたないことから、メイ首相は26日を新たな期限にすると表明した。
野党からは、「メイ首相はそもそも協定案を修正するつもりがなく、時間稼ぎをしているだけだ」との批判も出ていて、来月29日の離脱期限を前に「合意なき離脱」の懸念はさらに高まっている。