世界最大の旅客機エアバスA380生産終了
航空機大手のエアバスは14日、世界最大の旅客機「A380」の生産を終了すると発表した。
エアバスは14日、声明を出し、総2階建ての世界最大の旅客機A380の生産を終了し、2021年で納入を終えると発表した。
声明によると、主要な顧客であるエミレーツ航空からの受注が162機から123機に減少したということで、エンダースCEO(=最高経営責任者)は「生産の打ち切りは心苦しいが、十分な受注の数がないため、生産を維持できる根拠がない」としている。
航空機市場は近年、燃料コスト面などから中小型機の需要が伸びている。エアバスA380は世界初の総2階建て旅客機として注目され、2007年にシンガポール航空が初就航させた。日本では、全日空が今年5月からハワイ・ホノルル便で導入する予定。