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ファーウェイ副会長“身柄引き渡し”審理へ

2019年3月2日 7:24

中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の副会長について、カナダの司法省は、1日、アメリカに身柄を引き渡すかどうかを決める審理を開始すると発表した。

「ファーウェイ」の副会長・孟晩舟被告は、イランへの制裁違反に関与したとしてカナダで逮捕され、その後、アメリカが起訴し身柄の引き渡しを要請していた。これを受け、カナダの司法省が検討を続けていたが、1日、引き渡すかどうかを決める審理を開始すると発表した。

孟被告は、今月6日にバンクーバーの裁判所に出廷する予定。

一方、ファーウェイの関連会社2社が、アメリカの携帯電話大手「TモバイルUS」から企業秘密を盗んだなどとして起訴された事件の裁判で、先月28日、2社は無罪を主張した。

企業秘密には、スマートフォンの検査に使われるロボットの情報が含まれていたとされているが、2社は裁判で争う姿勢で、来年3月に審理が始まるという。